2016年02月02日

よいこの毒草入門 その1

いきなりですが、皆さんは毒草は好きですか?

ぼくは大好きです!

なぜ?
と訊かれても困ります。
ただ毒草が好きで、ワクワクするのです。

けれど、当たり前ですが、毒草は危険です。

そして、身近なところに、毒草は素知らぬ顔をして生えています。
名前を聞いたり、写真を見れば、必ず知っていて、
「この植物に毒が!?隣の家に生えてるよ!」
という毒草は、本当にいっぱいあります。
子どもがおままごとに使ったり、間違えて食べたりして
食中毒を起こしたり、最悪の場合、死に至ったりすることもあるのです。
そこで、趣味と実益(どんな益?)を兼ねて、
身近な毒草について書いてみようと思いたちました。
タイトルは、今日の日記のタイトルのまんま、『よいこの毒草入門』です。

たとえば今の季節でしたら、道ばたや公園で、
こんな花を見かけませんか。

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ウチの近所の空地にも咲いていますし、
職場の近所でも2ケ所ほどで咲いています。

この植物、よほど生命力が強いらしく、
前述の近所の空地で咲いているヤツは、
タールで固められた地面の隙間から、
タールを押し退けるようにしてどんどん伸びています。

また、写真のように花も綺麗で、そのうえとても良い香りがするので、
園芸用にも売られています。
ホームセンターや大きめの花屋さんなんかに行けば、
白や紫、オレンジ、ピンクなど、様々な色の苗が売られていたりします。
最近は、品種改良されて八重咲きになったものもあるようです。

この植物、その形状から、「エンジェル・トランペット」
と呼ばれています。

また、これと似た花で、上向きに咲く種類もあり、
そちらは「チョウセンアサガオ」「ダチュラ」「キチガイナスビ」
などとも言われます。
前者はともかく、最後のは放送出来ませんね。

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でも「アサガオ」とは言うものの、れっきとしたナス科の植物なので、
本当は後者の方が正しいのです。

エンジェル・トランペットも、キダチチョウセンアサガオ属
ですので、血のつながりの濃い親戚関係ですね。

で、この植物は、全体にヒオスチアミンと
アトロピンという猛毒を含んでいます。

また、花が咲き終わると、写真のような、とげとげのついた実がなり、
それがはじけて中から大きなゴマのような種が飛び出します。

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この種には、ぜんそくの発作を抑える薬や、
鎮静剤にも使われるスコポラミンが含まれていますが、
それも猛毒で、下手に種を数粒飲んでしまったりすると、
大変な事になります。

どう大変かというと、「キチガイナスビ」という名の通り、
幻覚を見たり、せん妄状態になったりするのです。

もちろん量によっては死に至ります。

葉を煎じて飲んでも、同じような効果があるらしいのですが、
その幻覚は決してドラッグのようなものではなく、
ただひたすらワケのわからないもののようです。
ただ、ドラッグとしてのダチュラを
絶賛しているサイトもありました。
とはいえ、それはもちろん法律違反ですし、
なによりどのような反応が出るかは人それぞれ。
まぁやめておいた方が無難でしょう。

おなじくナス科の「ハシリドコロ」は
別名「おめきぐさ」「おにみるくさ」などと言われますが、
これは、鬼を見るような幻覚を見て「おめく(方言で「わめく」の意)」
からだと言われています。
そこからしても、あまり楽しい幻覚が見れるワケではないようですし、
数日間もの間、意識というか、記憶がない、という事もあるようで、
ドラッグとして使用してみようなどとは考えない方がいいですね。

ただ、つぼみがオクラとそっくりなせいか、
よく誤食して中毒を起こす人がいます。
残念なことですが、亡くなる方もおられるようです。

丈夫な植物ですので、街中でも良く育ち、
立派なオクラのようなつぼみをぶら下げていますが、
間違えても、持って帰って
炒めて食べて見たりしないようにしてくださいね!
ラベル:小説 毒草 園芸
posted by 和矢 at 00:37| Comment(0) | 園芸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする