2016年09月30日

よいこの毒草入門・5 彼岸花

こんにちは。

ずいぶんと間が空いてしまいましたが、この世に毒草がある限り
「よいこの毒草入門」は不滅です!

そしてまた、うれしいことに、先日は
「『よいこの毒草入門』が大好きです」
と言ってくださる方にお会いしたり、
昨日は昨日で、
「ニラと間違えて庭に植わっていた○○を食べ、唇がぴりぴりした」
(〇〇については、また改めて書くので、いまのところヒミツ)
などという経験談をお聞きしたりと、これはもう
毒草の神さまに、

なにをしているのです。早く「よいこの毒草入門」を書きなさい。

と背中を押されたような気がしました。

そしていま、ちょうどタイミングよくあちこちで見かける、
美しい毒草のシーズンでもありますからね。

その美しい花というのは・・・

そう、いまのシーズンにピッタリの、彼岸花です。

彼岸花.jpg

ちょっとこの「彼岸花」について調べてみたんですが、
名前がたっくさんありましてね。

それも、

「死人花」「地獄花」「幽霊花」「捨子花」「剃刀花」

などと、よくもまぁこんなに不吉な名前をというくらい
薄気味悪い名前のオンパレードです。

そして、この彼岸花、花全体にリコリンやガラタミンなど
約20種の有毒アルカロイドをもっています。

その毒は特に球根に多く含まれ、毒抜きせずに食すと、
30分以内に激しい下痢や嘔吐に見舞われ、
ひどい場合は呼吸不全や痙攣、中枢神経麻痺といった
深刻な症状を引き起こします。

とはいえ、リコリンの致死量は10g、
球根1gあたりに含まれているリコリンは約0.15mg、
ガラタミンは0.019gと言われていますので、
がっつり食さない限り、重篤な症状に陥る危険は
あまりないと言えるかもしれません。

けれど、百合根などと間違えて、煮物などにしてしまうと
大量に食してしまう可能性もないとは言えませんので、
注意は必要ですね。

で、この彼岸花、畑の脇や、あぜ道、土手、お墓などに
生えていることが多くないですか。

これには理由があって、毒のある彼岸花の球根を植え、
モグラやネズミ除けにしていた名残なんです。
毒草も使いよう、ということですね。

こういう心温まるエピソードを聞くと、
ぼくの毒草愛はいやがうえにもたかまってしまうのです。

HiganW2.JPG

そしてこの彼岸花、赤だけでなく、白い花や黄色い花もあります。

「秋」に咲く、死んだ人を想い起こさせ、「悲しい」気分にさせる
「白い」花、五行で言えば、「金」の象徴のような花ですね。


posted by 和矢 at 01:30| Comment(0) | 園芸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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